■中小ベア平均額、大手を初めて上回る
自動車や電機など主要製造業の産業別労働組合で構成する金属労協は4日、今春闘でベースアップ(ベア)を獲得した組合の平均回答額は、300人未満の中小組合で1281円だったと発表した。1000人以上の1122円を上回った。3月31日までの集計。
中小が大手のベアを上回るのは1995年の統計開始以来初めて。1000人以上は175組合、300人未満は422組合を平均した。全体の平均は865組合で1249円。ベアを獲得した割合は規模の大きい組合の方が高かった。
このほか、自動車総連では昨年は最終的に50組合で獲得した非正規労働者の待遇改善について、3月末段階で、すでに90組合で回答を得たという。
こうした結果に、記者会見した相原康伸議長は「(賃金水準の)底上げの必要性を企業サイドも認めている」と指摘。中小が大手を上回る流れを今後回答を引き出す組合に波及させ、格差是正に取り組む姿勢を強調した。