三井住友海上火災保険原典之社長【拡大】
--日銀のマイナス金利政策の保険事業への影響は
「金利の低下が進んだ昨年来、国債を減らし、外国株式や外国債券、投資ファンドの運用比率を高めてきた。タイの洪水で多額の保険金を支払った影響で、こうしたリスク資産は減らしてきたので、資産運用会社での研修などを通じてリスク資産の運用に詳しい担当者を増やすことにも取り組む」
--車の自動走行技術が進展すると、自動車保険はどうなるか
「今の自動車保険の枠組みで、完全な自動走行による事故に対応することは難しい。誰が事故の責任を負うのかという問題があるからだ。ただ、損保会社の役割は間違いなく残る。将来の自動車保険のあり方については、国の研究会への参加や自動車メーカーとの意見交換を通じて、検討している」
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【プロフィル】原典之
はら・のりゆき 東大経卒。1978年大正海上火災保険(現三井住友海上火災保険)入社。三井住友海上名古屋企業本部長、専務、副社長などを経て、4月1日から現職。長野県出身。