キーコーヒーが開催するセミナーでコーヒーの入れ方を教わる参加者ら=3月下旬、東京都港区【拡大】
◆生豆から焙煎
手作業は少々面倒だが、1杯ずつ抽出した本格的な味を楽しみたいという人に人気なのが、UCC上島珈琲(神戸市)が15年3月に発売したコーヒーマシン「DRIP POD(ドリップポッド)」(1万9440円)だ。
1杯分の粉を不織布で個包装した専用ポッドを使用。おいしさを引き出すのに最適な「湯温、蒸らし時間、湯を注ぐ速度」といったプロの技術を搭載したマシンだ。ワンタッチで簡単に操作でき、掃除もしやすい形状にした。その日の気分に合わせて飲めるよう希少価値の高い商品など17種類のポッド(税別で1個63円~2000円)を用意した。
開発担当者の植田恵美さんは「ターゲットは30~40代の女性。インテリアにもなじむよう見た目も重視した」と話す。全国の量販店などで販売しており、新生活でそろえる家電の一つや贈答品として購入されるケースが多いという。
コーヒーの上にミルクでさまざまな模様を浮き上がらせる「ラテアート」人気を受け、自宅で上質なミルクの泡を作れる「ミルクカップフォーマー」(1万2960円)も15年12月、発売した。
ドリップだけでは満足できないこだわり派に注目されているのが、ダイニチ工業(新潟市)の、コーヒーの生豆をいる焙煎機能が付いたコーヒーメーカー「カフェプロ503」(8万6400円)だ。生豆を投入し、いり加減を「深め」「標準」「浅め」の3種類から選択。約14分かけて焙煎する。電動臼歯式ミルも搭載されており、豆をひき、抽出作業もできる。
焙煎にも興味を持つ人が増えているため開発した。自宅で使う人やオフィスでの設置を中心に販売が伸びているという。