三菱自・決算会見詳報(中)「許されるなら復活する気持ちで」…相川社長、早期辞任を否定 (2/2ページ)

2016.4.27 21:41

三菱自動車 平成27年度(平成28年3月期)業績概況説明会見を終え退席する三菱自動車の相川哲郎社長(左から二人目)ら=東京都港区の三菱自動車本社(伴龍二撮影)

三菱自動車 平成27年度(平成28年3月期)業績概況説明会見を終え退席する三菱自動車の相川哲郎社長(左から二人目)ら=東京都港区の三菱自動車本社(伴龍二撮影)【拡大】

  • 三菱自動車 平成27年度(平成28年3月期)業績概況説明会見に臨む三菱自動車の相川哲郎社長=東京都港区の三菱自動車本社(伴龍二撮影)

 「当時の社長がどう関わっていたかという質問だと思うが、プロジェクトの目標はリーダーとチームがつくるもので、社長や役員に目標を作ってもらうことはない。社の商品会議でこれでいこうというときの責任者は社長だが、それは、できるということが下からあがってきて承認する。当時の社長が目標に関してうんぬんかんぬんということはない。私自身もプロジェクトリーダーやっていたが、目標を上の人に決めてもらう気持ちはなかった」

 --三菱自は開発費が少ない一方で、軽から電動車までやらないといけない。それが問題の背景にあるのではないか。また、水島製作所(岡山県)にはサプライヤーも多いが、生産停止でどういう影響があるか

 相川社長「単に費用だけ増やせば開発が進むかというとそうではない。人がついていかないと増えない。今回の燃費の問題は地道な開発のノウハウで、自動運転とか人工知能とかなら、かなり一気に大きなお金がないとできないが、地道な燃費改善は企業として積み上げてきた開発研究のベースのことだとおもう。お金が少ないから燃費がよくできなかったかというと間接的にはあるかもしれないが、直接的にはそういえないのではないか」

 「サプライヤーへの影響は事実あると思う。ただ、影響はさまざまで、各社一律では難しいので、購買部門が特に水島、軽自動車にかかわるサプライヤーを訪問させていただいて、状況をヒアリングしている」

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