油圧ショベルといった建設機械大手のコマツと日立建機が27日に発表した2016年3月期連結決算は、いずれも前期比で減収減益だった。
原油など資源価格の下落を背景に、中国をはじめ新興国で開発が停滞し、建機の需要が落ちた。
コマツの売上高は6.3%減の1兆8549億円、最終利益は10.8%減の1374億円だった。記者会見した藤塚主夫副社長は需要の落ち込みが激しい中国について「鈍化傾向に変わりはない」と指摘し、今後も難しい状況が続くことを予想した。
日立建機も新興国で振るわず、最終利益は66.2%減の88億円だった。
桂山哲夫取締役執行役常務は「世界経済が不透明で、新興国は期待した公共工事が出ていない」と話した。
17年3月期の最終利益は、コマツが33.1%減の920億円、日立建機が9.1%減の80億円を見込んだ。売上高は両社とも減収が続くとした。