トヨタ自動車グループの主要部品メーカー7社は28日、2016年3月期連結決算を発表した。トヨタが2月に車両生産を休止した影響などで、最終利益は4社が減益となった。売上高は為替相場が前期と比べ円安だったことなどを追い風に、6社が増収だった。
愛知製鋼は知多工場(愛知県東海市)の一部生産ラインが爆発事故で停止に陥ったため、減収減益となった。事故を受けてトヨタ自動車が国内の車両生産を約1週間休止し、部品を供給する各社の利益を下押しした。
最大手のデンソーは研究開発費の増加が響き、最終利益が前期比5.5%減の2442億円。欧州事業の再編で特別損失を計上したトヨタ紡織は25.0%減で、豊田合成も4.3%減だった。愛知製鋼は99.7%減の2000万円と大幅に減少した。
一方、豊田自動織機は警備事業などを手掛ける子会社株の売却が寄与し、58.8%増の1830億円と過去最高を記録。アイシン精機は、新車販売が好調な米国での事業拡大に伴い25.0%増え、ジェイテクトは14.5%増となった。
17年3月期の業績予想は、熊本地震で熊本市の子会社が被災したアイシンが見送った。4社が減収減益を見込むが、地震の影響は精査中などとしている。