【現場の風】資生堂ライフサイエンス 肌のバリア・情報機能解明、製品化へ (2/2ページ)

2016.5.5 05:00

 --資生堂で皮膚を研究しようと思った動機は

 「大学で物理化学を専攻し、将来は教授になろうと思っていたが、変わったことをやりたいと思い入社した。30歳ぐらいまで皮膚の研究には一切縁がなかったが、研究してみるとすごく面白かった。皮膚は複数の素材でできており、化学の知識が生かせる」

 --現在の研究内容は

 「アトピー性皮膚炎や肌の老化といったトラブルを起こすメカニズムを新手法で解明する共同研究を進めている。私のチームが皮膚やその細胞を使った実験を行い、そこで得た知見を北海道大学の長山雅晴教授のチームに渡し、彼らがコンピューターを駆使して数式化するものだ。研究は、国の戦略的創造研究推進事業『CREST(クレスト)』にも採択されている」

                  ◇

【プロフィル】傳田光洋

 でんだ・みつひろ 京大大学院工学研究科修了。1985年資生堂入社。2009年ライフサイエンス研究センター主幹研究員。兵庫県出身。

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