ユニクロの値下げ効果乏しく 4月の来客数7.2%減

2016.5.6 18:00

 カジュアル衣料品店「ユニクロ」を運営するファーストリテイリングが6日発表した4月の業績は、国内既存店来客数が前年同月比7.2%減で3カ月連続で前年実績を下回った。円安や原材料費高騰による2年連続の値上げから一転、今年2月上旬から一部商品を300円~1千円値下げしたものの、依然客足が戻っていない状況が浮き彫りになった。

 先月7日の平成28年2月中間連結決算の会見で、柳井正会長兼社長は「(価格は)抜本的に見直す。1990円などの単純な価格に戻したい」と強調。値下げなどに取り組む考えを示した。ただ、この1年間で既存店の来客数が前年実績を上回ったのは2回で、値下げで客が本格的に戻るかは不透明感が漂っている。

 一方、中旬まで気温が高かったことで春物衣料や新商品の動きが良く、売上高は1.3%増で2カ月ぶりにプラスとなった。

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