石油元売り最大手のJXホールディングスが11日発表した2016年3月期連結決算は最終損失が2785億円だった。前期の2772億円の赤字に続き、巨額赤字は2年連続。原油安により資源開発事業で特別損失を計上したり、備蓄原油の資産評価を下げたりしたことが響いた。
売上高は前期比19.7%減の8兆7378億円だった。ただ原油価格は下げ止まっており、最終損失は予想した3300億円から改善。17年3月期は最終損益が1250億円の黒字に転換するとみている。
記者会見した内田幸雄社長は「今の原油価格では(石油や天然ガス開発などの)上流部門への投資は抑制する」と述べ、採算の取れない資源開発事業を縮小する方針を示した。英国北海の油田やガス田は開発費負担が重いため、権益の一部を売却する。
チリの銅鉱山については、銅価格の低迷で採算が悪化しているものの、稼働率の向上に伴い、改善へのめどが立ったとしている。