
共同記者会見を終え握手する日産自動車のゴーン社長(左)と三菱自動車の益子修会長=12日、横浜市【拡大】
日産自動車と三菱自動車は12日、燃費データ不正問題に揺れる三菱自の再建を目指し、資本業務提携すると発表した。日産は三菱自に会長を含む4取締役を派遣して経営に関与するほか、不正の起きた開発部門への人材派遣や技術面で支援する。三菱自は、日産傘下で企業風土の改革と業績の立て直しを目指す。
日産のカルロス・ゴーン社長は同日の記者会見で「ブランドと歴史を尊重し、課題に直面する三菱自を支援する」と述べた。三菱自の益子修会長は「信頼回復と経営の安定を目指すうえで重要な道筋だ」と語った。
両社は月末に正式契約し、年内の手続き完了を目指す。日産は三菱自が実施する第三者割当増資を引き受け、議決権ベースで34%を取得する予定。日産の出資総額は2373億円に上り、三菱自の筆頭株主になる。三菱自はブランドを残し、上場も維持する。
両社は2011年に軽自動車の企画、開発を手掛ける合弁会社を設立したが資本関係はなかった。