ゼンショー、最終黒字に転換 季節限定商品の販売好調

2016.5.13 07:02

 牛丼チェーン大手2社の2016年3月期連結決算が12日、出そろった。「すき家」を運営するゼンショーホールディングスは、最終損益が40億円の黒字(前期は111億円の赤字)に転換し、松屋フーズも最終利益が前期比2.5倍の16億円に増加した。両社とも季節限定商品の販売が好調だったことが寄与した。

 ゼンショーは売上高が前期比2.7%増の5257億円、本業のもうけを示す営業利益は約4.8倍の121億円となった。丹羽清彦グループ財経本部長は「すき家の深夜営業再開や食材ロスの改善が、営業利益を押し上げた」と説明した。

 一方、松屋フーズは売上高が前期比3.5%増の839億円、営業利益は71.8%増の36億円だった。比較的単価の高い定食類の販売が好調だったことが寄与した。

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