
アイシン精機子会社のアイシン九州=6日、熊本市【拡大】
トヨタ自動車グループの部品大手、アイシン精機は17日、熊本地震で被災し操業を停止している子会社のアイシン九州(熊本市)について、8月下旬にも生産を再開させる見通しを明らかにした。損壊した工場の修復のめどがついた。愛知県の工場などに代替している部品生産を同社に戻す。
アイシン九州はドアの開閉を調節する部品が高いシェアを占めていたが、地震が起きた4月14日から生産が停止。トヨタは部品不足に陥り、国内の大部分の組立工場で生産ラインを一時休止。アイシン精機が愛知県内の工場や九州の他メーカーで代替生産を実施し、トヨタは今月に入りラインを全面再開した。
地震で損傷したアイシン九州の工場では建屋の補強や天井の配管の補修が進み、8月中に作業を終える予定という。従業員約680人の半数は代替生産先に派遣され、残りの半数は工場の復旧作業などにあたっている。
アイシン精機の別の子会社で、エンジン部品を手掛けるアイシン九州キャスティング(熊本市)も地震によって稼働が止まった。ただ被害は小さく、4月末に全工程で生産を再開している。