トヨタ自動車の「パッソ」【拡大】
トヨタ自動車は19日、約6年ぶりに全面改良した小型車「パッソ」の新型モデルの受注台数が目標の3倍を超えたと発表した。4月12日の発売日からおよそ1カ月間で約1万6500台を受注。グレードの内訳は、シンプルなデザインで幅広い年齢層に向けて開発した「X」が1万0150台。若い女性を想定した「MODA」が6350台となっている。
8月に完全子会社化する予定のダイハツ工業が、OEM(相手先ブランドによる生産)で供給。エンジンに軽自動車で使う燃焼効率を上げる技術などを採用し、燃費を従来モデルから改善した。車体に高張力鋼板を採用し、部品を20点削減して軽量化も果たした。
購入者からは、丸みを帯びたかわいいデザイン性をはじめ、取り回しの良さや、1リットル当たり28.0キロ(二輪駆動)の高い燃費性能などが好評を得ているという。