記入したのは「試験路における走行抵抗測定記録」欄。テストコースでの測定を前提としているため、気温や気圧、風速などの項目についても、法令で定める方法で測定したかのように偽装した数値が記載されていたことになる。
スズキは会見で、全ての車種について法令に基づく「惰行法」によりテストコースで実測したが、その結果はばらつきが大きく、使用できなかったと説明していた。産経新聞の取材に対し「型式指定の申請書類には惰行法を実施した日付を記載した。その他の項目については調査中のため答えられない」としている。
一方、三菱自動車は19日、不正が見つかった軽4車種のうち、机上計算があったものについては気温や気圧、風速などの項目を捏造(ねつぞう)して申請書類に記載したことを認めた。