西武池袋本店では、伊勢志摩サミットで注目される三重県の商品の物産展も同時開催し、集客につなげる=24日、東京都豊島区【拡大】
大手百貨店などの中元商戦が本格化してきた。先行して始まっているインターネット通販に加え、各社とも5月下旬から6月上旬に特設の中元商品売り場を開設。主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)開催で注目される三重県産の食材を使用した商品や、家族や友人向けギフト商品など品ぞろえを工夫して、浸透を図っている。
西武池袋本店(東京都豊島区)は24日、他社に先駆けてお中元ギフトセンターを開設。テーマである健康志向に対応した商品を展開、なかでも「はちみつ」を目玉商品としてアピールする。加藤弘センター長は「夏の贈り物だけでなく、店舗の強みを生かした食を楽しんでもらう場にしたい」と意気込む。
24~30日は、センターに併設する形で、松阪牛や伊勢エビといった三重県産の食材をそろえた売り場を設け集客を図る。全体の売り上げは前年比2%増を目指す。
大丸と松坂屋を運営するJ.フロントリテイリングは親しい人向け商品を拡充。1回の注文で7月から3カ月連続で厳選した果物や牛肉などが届く企画商品や現地へ旅行して楽しむ「体験型ギフト」などをそろえ、若年層にも訴求する。
東武百貨店池袋本店(同)は自分用のほか、親しい友人や家族向け商品は「高額でも品質の高いものには出費を惜しまない傾向がある」として6000円以上の高価格帯の商品を昨年比27種類増の222種類に拡大した。
コンビニやスーパーも独自商品や百貨店と提携した限定商品を用意、消費者に選んでもらおうと懸命にアピールしている。