【トップは語る】アサヒグループ 縮小傾向のビール市場、収益確保が先決 (2/2ページ)

2016.5.26 05:00

 --海外事業については

 「海外売上高比率は、2018年までに(現在の約13%から)最低でも20%程度に引き上げる。欧州の老舗ビールメーカーなど買収先4社は統合効果を発揮し、各社のブランドを強くして、販売エリアも拡大する。その上で将来的に、スーパードライを欧州の買収先を通じて販売する可能性もある」

 --7年ぶりにビールの新商品を出した

 「開発に約2年かけた『アサヒ ザ・ドリーム』は、世界的なビール審査会で銀賞を受賞した。小売店のスペースは限られている。強いブランドは収益率も高い。糖質50%オフができても、うまいビールはなかなかできない。技術陣の腕の見せどころだった」

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【プロフィル】小路明善

 こうじ・あきよし 青山学院大法卒。1975年アサヒビール入社。アサヒ飲料専務取締役、アサヒビール社長などを経て、2016年3月から現職。長野県出身。

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