
記者の質問に応える日本生命保険の児島一裕常務執行役員=26日、日銀【拡大】
17年3月期の業績は、マイナス金利政策の実施で、「販売面において利回りが低下する貯蓄性商品の魅力が一層低下する」(明治安田生命の荒谷雅夫常務執行役)影響を受ける。運用面においては、ただちに大打撃を受けるわけではないが、低金利環境が続けば経営のリスクとなりかねない。
長期に保有する利回りの高い国債が満期を迎え、低い利回りの国債の割合が増え続ければ、契約者に約束した利回りを下回る「逆ざや」に陥る可能性も高まるからだ。
今後は、成長分野への投融資や外国債券への投資といった運用の工夫が業績を左右することになりそうだ。
■主要生保12社の2016年3月期決算
(保険料等収入/基礎利益/17年3月期基礎利益見通し)
≪国内≫
日本 6兆2620(16.6)/7076(3.9)/減少
第一 5兆5860(2.8)/5351(13.4)/5000程度(▲6.6程度)
明治安田 3兆3578(▲1.5)/4599(▲9.2)/横ばい
住友 3兆448(17.3)/3017(▲25.5)/-
T&D 1兆5745(▲19.6)/1530(▲16.2)/1530(0.0)
ソニー 1兆280(12.5)/430(▲43.8)/増加
富国 7888(▲1.0)/948(▲1.2)/減少
朝日 4014(▲1.1)/259(▲6.2)/横ばい
≪海外≫
プルデンシャル 2兆2289(5.4)/1708(1.5)/-
メットライフ 1兆6313(▲6.7)/383(▲45.0)/-
アフラック 1兆5333(0.1)/2602(▲42.6)/-
アクサ 6044(10.1)/419(▲32.1)/-
※単位:億円、カッコ内は前期比増減率%、▲はマイナス、日本、第一、住友、T&D、富国は傘下生保の合計または連結。明治安田は見通しのみ連結