ソフトバンクグループが孫正義社長の後継者と位置付けるニケシュ・アローラ副社長に、2016年3月期の役員報酬として約80億円を支払ったことが26日、分かった。株主総会の招集通知で明らかにした。孫社長の報酬は1億3000万円だった。成長が続くアジアのインターネット関連企業への投資を成功させている実績が評価されたとみられる。アローラ副社長は、孫社長が米グーグルから引き抜き、14年9月に入社した。15年6月に副社長に就任し、グループの海外事業を統括、主に投資事業を担当している。初年度の15年3月期は入社に伴う契約金を含んだため、165億円強という多額の報酬となった。