
三菱電機が発売する冷蔵庫の新製品は、LEDライトで野菜の光合成を促す=19日、東京都中央区【拡大】
三菱電機は19日、LED(発光ダイオード)ライトを使って、人工的にキャベツや小松菜など葉物野菜の光合成を促し、美容や風邪の予防に効果があるビタミンCや糖を増やす業界初の冷蔵庫8機種を8月25日から順次発売すると発表した。
健康志向の強い消費者をターゲットとし、買い換え需要などに対応する。想定価格は27万円前後~43万円前後(税別)。
野菜室の内部に搭載したLEDライトが朝と昼に青、赤、緑の光を葉物野菜に順次照らし、夜間は消灯。
日光の1日のサイクルを再現し、ビタミンCを約2割、糖を約1割増やし、野菜をより色鮮やかにできる。
葉物以外の野菜に光を照らしても、芽が伸びるなどの悪影響はなく、ライト搭載による年間の電気料金の増加は100円程度にとどまるという。
また、室内の密室性を高め、冷気を野菜に直接当てないよう気流を制御することで、野菜の乾燥度を従来製品と比べ約4割抑え、鮮度を保てる。
三菱電機の予測によると、国内の冷蔵庫需要は、天候不順や買換えサイクルの長期化などの影響で、2014、15年度は2年連続で400万台を切ったが、16年度は400万台に回復する見込み。
三菱電機静岡製作所の飯塚敏之冷蔵庫営業統括部長は「7月は気温がかなり上昇しており、需要が伸びている」と期待を寄せた。