
アンモニアを製造する昭和電工の川崎事業所=川崎市川崎区【拡大】
さらに大陽日酸が、純度を高められる水素精製装置の開発を担った。これにより、FCV用燃料の国際規格を満たす純度99.97%の水素の製造が可能になったという。
液体のアンモニアは、同じく液体の水素に比べて大量輸送しやすい。このため、今後はアンモニアを各地に輸送した後で水素を作り、近隣の水素ステーションで“地産地消”するといった利用法が考えられる。また、同じトラックで1.7倍の水素を運べるため、輸送時の二酸化炭素(CO2)排出量も減らせる。