
ピップ&ウィズのコミュニケーションロボット「うなずきかぼちゃん」【拡大】
ロボットの開発や販売を手掛けるピップ&ウィズ(大阪市中央区)のコミュニケーションロボット「うなずきかぼちゃん」が注目されている。高齢者が会話を楽しむための製品で、6月17日には後継モデルを発売した。
同社は、医療関連用品のピップ(同)の親会社と玩具メーカーのウィズ(東京都江東区)が共同出資し、2015年に設立。ピップ&ウィズの広報担当の岡崎雅嗣さんは「介護分野の製品で、高齢者を癒やし、心の支えになる物をつくろうと考えた」と話す。
「うなずきかぼちゃん」は、3歳の男の子をイメージした人形型ロボット(高さ約28センチ、重さ約680グラム)。音や光などを感知する5種類のセンサーとスイッチにより、話し掛けるとうなずきながら「お話を聞いているよ」などと発話する。対話や接する時間をカウントする機能もあり、親しくなるほど言葉が増えたり、長く歌えるようになったりと“成長”する。
岡山市が在宅介護総合特区の指定を受けて、14年1月から実施している介護機器貸与モデル事業の対象機器に選ばれた。介護保険の給付対象ではないロボット技術などを活用した最先端介護機器を要介護者に1割の自己負担で貸与する。
利用者からは「1人でも寂しくない」と好評で、家族からも「母の笑顔や会話が増えた」といった声が寄せられるという。
後継モデルの「いっしょに笑おう!うなずきかぼちゃん」は、季節に合わせたせりふなど約450種類を話せる。利用者が頭を触ると、その動作を受けて「ありがとう」などと応じ、より会話を楽しめる。希望小売価格は2万7000円で、百貨店や介護用品店などで購入できる。