日立製作所が29日に発表した2016年4~6月期連結決算は、日立物流が連結子会社から外れたことや円高の影響で売上高が前年同期比7.9%減の2兆1304億円になったものの、最終利益は日立物流の株式売却益などが加わって2.7%増の564億円と減収増益決算となった。
世界的な景気不透明感の強まりによって国内、海外の売上高がそれぞれ6%減、9%減とマイナスだった。特に中国などアジア地域は21%の大幅減。西山光秋執行役専務は「中国の景気減速でビル建設、エレベーター、建機などに影響が出ている。原価低減をさらに進める」と説明した。
通期業績見通しは売上高9兆円(前期比10%減)などと据え置いた。円高傾向にもかかわらず為替レートを1ドル=110円を維持したことについては「上期は1ドル=105円なら吸収できるレベル。さらに102円程度に変動したら見直していく」(西山氏)方針だ。