
テント内にはセミダブルベッド2台や椅子などが装備され快適だ=7月29日、千葉県香取市の「ザ・ファームキャンプ」【拡大】
ザ・ファームのグランピング施設には、10×6メートルのウッドデッキ上に屋根付きの食卓と直径5メートルの円形のテントが合計16張常設されている。テント内にはセミダブルベッド2台と折りたたみ椅子2脚、電源もありライトや扇風機、コーヒーセットなども備わっており、通常のキャンプとは別格の居住性だ。
ザ・ファームの武田泰明社長は「半月前から予約を受けているが8月は下旬まで埋まった。今後は訪日外国人の利用も狙いたい」と販促に意欲的だ。敷地内には「365日何か収穫できる」(武田氏)畑があり、自分で取った野菜を調理してもらうことも可能。カヌーや野外活動を楽しんだ後は天然温泉「かりんの湯」で汗を流すこともできる。
グランピングはグラマラス(魅力的な)とキャンピングを合わせた造語で、自然のなかで豪華な食事や快適なサービスを受けられるキャンプの新潮流。英国発祥といわれ、10年ほど前に欧州で広まったといわれる。「ホテルには飽きたけれどキャンプは面倒だ」という層に受け最近は日本でも急増している。
ただ、難点は高級ホテル並みの料金だ。日本初の本格的なグランピング施設とされる「星のや富士」をはじめ、9月はキャビン泊のみで1人4万6500円から。だが最近は1人1万円前後の施設も増えている。ザ・ファームは食事付きで2人で2万6600円から、初島アイランドリゾートのコテージは1棟9300円からだ。グランピングの広まりとともに施設も多様化しそうだ。