ユニアデックス(東京都江東区)は、学校向けに仮想デスクトップ環境をクラウドで提供するサービス「クラウド型パソコン教室サービス」を開始した。大学や高校といった教育機関を中心に売り込み、今後3年間で20億円の売り上げを目指す。
通常、大学ではパソコンを使用した授業を行うため、専用のパソコン教室を整備している。1000台のパソコンを所有している大学も少なくなく、運用にかかる維持費や新型モデルへの入れ替えといったコストの増加に頭を痛めていた。
同サービスは、学校外のデータセンターで運用するクラウド上に、仮想的なパソコン教室の機能を搭載。専用のパソコン教室が撤廃できるほか、パソコンの故障やソフトウエアメンテナンスなどに対応する専任のITスタッフも不要になり、コスト削減につながるという。
料金は仮想的に同時利用するパソコン台数(仮想デスクトップ台数)に応じた月額制で、利用者数に限らず月額定額でサービスを利用できる。500台の仮想パソコン教室の場合、1台当たりの料金は月額8500円(税別)から利用できる。