タカタ4~6月期はリコール費用計上せず 最終益20億円確保

 タカタが5日発表した平成28年4~6月期連結決算は、欠陥エアバッグのリコール(回収・無償修理)に伴う弁護士料など関連費用などを計上し、最終利益が前年同期比32・9%減の20億円と大幅な減益だった。自動車メーカーが肩代わりしているリコール費用は、負担割合などを協議しているため計上しなかった。

 売上高は6・6%減の1693億円、営業利益は3・4%減の99億円。主力のシートベルトやエアバッグの販売は堅調だったが、リコール関連費用35億円や、円高による為替差損44億円が利益を圧迫した。

 29年3月期の業績予想は据え置き、売上高は前期比6・7%減の6700億円、営業利益は21・7%減の3300億円、最終利益は130億円(前期は130億円の赤字)とした。

 エアバッグのリコールは世界で約1億個に上るとみられ、費用は1兆円規模に達する恐れがある。タカタはこれまで650万個分の費用を引き当てているが、残りの負担によって経営危機に陥る恐れがある。