シャープやパナソニックが洗濯機の品ぞろえを強化している。傷みを抑えつつしっかりと洗える機能を加えたり、高齢者にも使いやすい構造を取り入れたりするなど、幅広いニーズに対応。成長市場の海外向けにも力を入れている。
シャープは4日、除菌や脱臭の効果が見込める独自技術「プラズマクラスター」採用のドラム式洗濯乾燥機「ES-ZP1」を発売した。カシミヤ製品なども傷まないように洗える「ホームクリーニングコース」を加えた。
洗剤の量を検知して「多すぎたようです」などと音声で伝える機能もある。安全面に配慮し、内側から5歳位の子供が押しても開くようにした。店頭想定価格は32万4000円前後。
パナソニックが6月に発売した「Jコンセプト」の縦型の新製品は50歳以上の利用者を想定し、深くかがまなくても衣類を取り出せるよう、洗濯槽を浅く設計した。投入口を大きくし、毛布なども入れやすくした。
現在、洗濯物を自動的に折り畳んで仕分けするロボット型洗濯機を大和ハウス工業などと開発中で、2017年に発売する予定だ。
海外では、パナソニックのドラム式の高機能型が中国の富裕層に人気だ。シャープも親会社となる鴻海(ホンハイ)精密工業の販売網を生かし、攻勢を強めていく。