資生堂は9日、2016年6月中間連結決算を発表し、売上高は4122億円、営業利益は199億円だった。前期は決算期変更に伴い3~12月期の9カ月決算だったため比較できないが、前年の同じ期間と比べると売上高が0.4%増、営業利益は32.1%増で実質的に増収増益となる。
国内事業がインバウンド効果などで堅調だったほか、不振が続いていた中国事業が黒字に浮上した。海外の他地域も、「ジャンポール・ゴルチエ」のライセンス契約が終了した欧州以外は収益が上向いた。
通期は円高などを理由に、売上高を8720億円から8480億円、営業利益を380億円から300億円に、それぞれ引き下げた。