
自動運転モードのテスラ「モデルS」の車内。デンソーは主力のレーザーレーダーや車載通信機器で異業種との連携を強化する(共同)【拡大】
デンソーは10日、自動運転技術の進化に向けて、情報通信やセキュリティー分野などで外部企業との連携を強化する方針を明らかにした。歩行者や障害物を検知する車載センサーやカメラに加え、信号や他車の走行状況などの情報を通信で得ることでより安全な自動運転技術の実用化を目指す。
松ケ谷和沖・ADAS推進部長は同日の説明会で、「2025年には車体周辺の検知は当たり前になり、(クルマが通信でインターネットと)つながる世界にどう広げるかが挑戦だ」と指摘。情報通信分野は、他社との共通化やセキュリティーが課題になるため、「異業種と多方面の連携が必要になる」と述べた。
デンソーは20年度に、自動運転関連製品の売上高を15年度比4割増の1兆円に引き上げる方針。
主力のカメラやミリ波レーダーの普及が進むうえ、「自動運転の実現で、(高性能な)レーザーレーダーや車載通信機器の高い伸びが見込まれる」(松ケ谷氏)。
米国などでは自動運転技術を使う車種の交通事故が起きているが、松ケ谷氏は「(技術の)信頼できる部分と、どこから危険になるかを正しく伝えることが重要だ」と語った。