
ウォルフスブルクの工場で生産されるフォルクスワーゲン・ゴルフ(ロイター)【拡大】
ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は社員らに対し、同国北部ウォルフスブルクにある主力工場の敷地内で、世界的に流行しているスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」の利用を禁止した。ドイツ大衆紙ビルトが11日報じた。排ガス規制逃れ問題でブランドイメージが失墜したVWは新たな不祥事を避けたいとみられる。
VWは社内通達で禁止の理由について、不注意によって職場で事故が発生する危険が高まるためとした。さらに、同ゲームが位置情報を取得するため、企業秘密の外部への流出につながる恐れがあるとしている。
社員らに業務用のスマホに同ゲームのアプリをダウンロードすることも禁じた。
ポケモンGOをめぐっては、車を運転中の事故などトラブルが相次いでいる。(共同)