シャープ 戴社長が就任 鴻海傘下で改革、本格始動

 台湾の鴻海精密工業の子会社となったシャープは13日、臨時取締役会を開き、鴻海グループの戴正呉副総裁が同日付で社長に就任する人事を決定した。新体制で太陽光パネルや液晶といった不採算事業の改革が本格始動する。高橋興三前社長は鴻海の出資完了を受け、12日付で退任していた。

 7000人規模の人員削減も視野に、2年程度での黒字化を目指す。10月ごろに新たな中期経営計画をまとめる予定。

 戴氏は「世界的な企業であるシャープの再建に向け、大きな責任を担うことを誇りに思う」とのコメントを発表した。

 鴻海は12日に3888億円を出資し、シャープを傘下に収めた。シャープは出資金を次世代パネル「有機EL」の開発など成長投資に充てる。

 鴻海の販売網を生かして海外展開を強め、テレビなどの家電を鴻海と共同開発することも検討する。

 シャープは2016年3月期連結決算で2000億円を超える純損失を計上し、直近の16年4~6月期も赤字だった。9月中間期で改革の成果が注目される。