
3月に開業した北海道新幹線=JR新函館北斗駅【拡大】
東北運輸局によると、昨年度の東北6県の外国人宿泊者数は約53万人で、東日本大震災前の水準に回復。同運輸局の宍戸義明国際係長は「豊かな自然や歴史があり、見どころは多い。知名度の高い函館を起点に、新幹線を使って東北にも足を運んでもらえれば」と狙いを話す。
JR東日本も4月から、外国人観光客が購入できる北海道新幹線とJR東日本の鉄道が乗り放題になる定額レールパスを発売。8月12日には台湾のLCC、タイガーエア台湾が函館-台北の定期便を就航し、新たな客層の開拓に期待が広がる。
函館市の工藤寿樹市長は「北海道新幹線や、タイガーエアが就航する空港と連携して、北海道と東北、北関東、首都圏を巡る新たなルートを提案したい。北海道観光とはまた別の魅力を提供できるはず」と話した。