
ユニクロでは錦織圭選手モデルのシャツやパンツの売れ行きが伸びている=15日午後、東京都新宿区のビックロユニクロ新宿東口店【拡大】
テニス男子シングルスで銅メダルを獲得した錦織圭選手ら、リオデジャネイロ五輪での日本の活躍を受け、五輪商戦が活気づいている。選手が着用したウエアが人気のほか、外食では五輪にあやかった限定メニューが登場するなど、関連消費も盛り上がりを見せている。
カジュアル衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは、錦織選手が試合で着用するウエアを提供している。錦織選手が銅メダルを獲得したことで“錦織モデル”のシャツやパンツの売れ行きが伸びているという。
ミズノは日本の競泳選手に水着を提供するサプライヤーの一つで、都内の直営店で代表選手の水着を展示。7月から競技者向け水着の売れ行きが好調で「五輪中もその勢いが続いている」(広報担当者)。スポーツ用品大手のゼビオホールディングスは、約70店舗で五輪特設コーナーを設け、公式ウエアなどを販売。売れ筋は日本選手が着用しているJAPANの文字が描かれたTシャツやジャージだ。
個人消費が低迷する中、外食業界も“五輪特需”に沸く。日本マクドナルドは8月3日から、「必勝」をテーマにした期間限定商品を販売。金メダルをイメージし、輪切りパイナップルを使った「必勝バーガー ビーフ&パイン」(440円)などが「五輪の盛り上がりとともに好評だ」(広報)という。