原子力規制委員会の更田豊志委員長代理は18日、東京電力福島第1原発の廃炉作業に関する検討会で、1~4号機建屋地下にたまる高濃度汚染水計約6万8000トンの処理計画に関し、浄化作業の過程で必要になる地上タンクの増設を検討するよう東電に求めた。
東電は検討会で、1~4号機の汚染水は、溶融燃料の冷却のため注水が続く1~3号機原子炉建屋の計約6000トンを除いて、2020年に処理を終える計画を示した。しかし、規制委や有識者は汚染水抑制策「凍土遮水壁」の効果が出ていないとして「タンク貯蔵容量の想定が破綻する恐れがある」と指摘、計画の実現性に懸念を示した。更田氏は「タンク増設には、緊急時に(漏洩(ろうえい)リスクが高い)フランジ型タンクに汚染水を移す必要がなくなるなどの利点がある」と述べ、増設命令を出すこともあり得ると強調した。