
需要が高まっている貸し会議室【拡大】
住友不動産ベルサール(東京都新宿区)は、不動産に特化したシステム開発業のライナフ(東京都千代田区)と共同で、IoT(モノのインターネット)技術を取り入れた貸し会議室の運営システムを開発した。これを契機にスマート会議室を「ベルサールNEXT(ネクスト)」シリーズとして都内中心部で展開。貸し会議室は社内会議や小規模セミナーの利用先として需要が高まっており、将来的には50カ所まで拡大する計画だ。
リアルタイムで空き状況の確認や、その後の予約、決済までをワンストップで対応できるサービス。全ての会議室がスマートロックとなっており、予約と連動して期間の定められた鍵をスマートフォンのアプリ上で受け取り、鍵を開閉することができる。住友不動産が所有するオフィスビルの一部の部屋を改造し、順次スマート会議室を導入する。第1弾の「ベルサールNEXT浜松町」は10~20人程度の利用に適しているという。新橋でも運営を開始しているほか、秋には新宿でも新規出店を予定している。
同社は都内25カ所で、イベントホールと会議室の管理運営を行っている。