
訪日外国人客の取り込みを目指す取引先の支援目的で、三菱東京UFJ銀行が開いた商談会=23日、名古屋市【拡大】
三菱東京UFJ銀行は23日、訪日外国人客の取り込みを目指す取引先の支援を目的とした商談会を名古屋市で開いた。24日までで、地元企業や自治体など86団体が参加して計約250件の商談が進められる予定だ。
三菱東京UFJ銀はこれまで東京や福岡で同様の商談会を開催しており、名古屋では今回が初めて。中部地域は訪日客が引き続き増えていくと見込んでいる。
大型多目的施設の管理を手掛けるスコルチャ三重(三重県伊勢市)は、タブレット端末などを使った通訳サービスを提供する企業と商談。外国人向けの催しを開いた際に、こうしたサービスを活用することについて話し合ったという。
シンクタンクの三菱UFJリサーチ&コンサルティングは23日、2016年に中部地域を訪れる外国人客が前年比28.3%増の378万人になるとの見通しを発表した。円高の影響などで伸びは鈍化傾向だが、17年も増加すると予想している。