川内原発停止を鹿児島知事が要請 止めれば経営圧迫 九電、拒否の構え (1/3ページ)

 九州電力は、鹿児島県の三反園訓知事が要請した川内原発の一時停止には応じない構えだ。同原発を停止すれば代替する火力発電所の燃料費負担で経営が圧迫されるためだ。原発を後押しする政府も、中長期のエネルギー戦略を立てづらくなる。

 「原子力規制委員会のお墨付きをもらって動かしているのに、不安だけを材料にして『止めろ』と言われても困る」

 九電幹部は三反園知事の要請に憤る。夏場の安定供給を優先するため川内1号機が10月6日、2号機が12月16日に定期検査に入るまで停止しない方針だ。

 九電は2016年3月期、川内原発の再稼働効果で利益が720億円押し上げられ、5年ぶりに最終黒字に転換した。2カ月の定期検査後、今年度内に運転再開できなければ押し上げ効果は650億円程度にとどまる見通し。コスト削減などの経営合理化も限界に近く、2年連続の黒字確保は厳しいとの指摘がある。