
川崎重工業の米ニューヨーク州にある工場で地下鉄車両を点検する作業員=2013年11月15日(共同)【拡大】
川崎重工業が、米ニューヨークの地下鉄が導入する新型車両の製造を目指し、発注先を決める入札に参加する方針を固めたことが7日、明らかになった。安値で攻勢を強める中国の大手鉄道車両メーカーも応札に関心を示しており、日中対決となる可能性がある。
発注は最大1545両で、早ければ来年半ばにも受注メーカーが決まる見込み。川重によると、同社はニューヨーク地下鉄の保有車両のメーカーでシェア最大。技術力を武器にさらなる受注を目指す。
ニューヨークの地下鉄は朝夕のラッシュ時の遅れが深刻で、ニューヨーク市交通局は乗降しやすいように客室の扉を広くした新型車両「R211」を入れ、老朽車両と置き換える。
車内では利用者が自分のスマートフォンでインターネットを楽しめるようにWi-Fi(ワイファイ)を提供し、充電もできるようにするなど快適性も高める。
川重以外にも、中国の中国中車、カナダのボンバルディアなどが応札に関心を示している。中国中車は今年3月、傘下企業を通じてシカゴの鉄道車両を落札した。
川重は受注した場合、兵庫工場(神戸市)で試作車両を製造。量産車両は米ネブラスカ州の工場で主要部分を組み立て、ニューヨーク州の工場で完成させる方針だ。(ニューヨーク 共同)