
資生堂が公開したショートムービーで、先の見えない女性を演じる二階堂ふみ【拡大】
屋根から見える景色に、ユキは何かを思い出す。シローは「昔、ワクワクしながら描いてましたよね。全部、あなたの絵です」と教える。遠くから汽笛が聞こえ、ユキの出発が近づいていることを知らせる。シローは「あなたなら大丈夫。さよなら」と励まし、コンパクトを差し出す。
「ガシャン!」
ガラスが割れる音で、ユキは目を覚ます。仕事中にいつの間にかうたた寝をしていたようだ。床にはスノードームの破片が飛び散っている。ユキの手元にはあのコンパクトが…。
現実の世界のユキは仕事に行き詰まり悩める女性だ。勇気を出して仕事先に電話をかけ、もう一度チャンスをもらう。
夜になって、ユキは割れたスノードームの修理を頼みにある店を訪れる。そこで待っていた店員はシローにそっくり。運命の出会いが実現したところで、幕を閉じる。
沖縄出身の二階堂。3年前の冬を海外で過ごした際、「すごい雪が積もって楽しかった」と振り返る。運命の出会いを期待してか、縁結びのお守りも持っているそうだ。