【ハザードマップ】市川商事/マリン企画 愛好家減少に出版不況が追い打ち (2/2ページ)

2016.9.15 05:00

 エムピーシーはマリン企画の関連会社としてグループの編集、制作部門を担当し、01年4月期は売上高約16億3100万円をあげていた。

 しかし、それ以降は取り扱い雑誌、書籍の販売低迷とともに売上高は減少の一途をたどり、03年4月期は売上高約3億7000万円にまで減少。マリン企画の破綻に連鎖し、今回の措置となった。(東京商工リサーチ)

                   ◇

【会社概要】市川商事

 ▽本社=埼玉県東松山市

 ▽設立=1976年5月

 ▽資本金=1000万円

 ▽負債総額=約1億3000万円

                   ◇

【会社概要】マリン企画

 ▽本社=東京都品川区

 ▽設立=1971年10月

 ▽資本金=9900万円

 ▽負債額=約3億円

                   ◇

 〈チェックポイント〉

 市川商事は、モンドセレクションの連続金賞受賞を掲げ、主に和食材料の開発・製造で知名度を上げた。しかし、賞の多様化とともに同社製品の優越性も低下。ネット販売の模索なども奏功しないなか環境悪化に流されてしまった。食の追求とともに経営の本質も求められる時代に追従できなかった。

 マリン企画は老舗のマリンスポーツ雑誌出版を手掛け、愛好家の間で有名だった。しかし、出版不況や愛好家の減少に伴う減収と、それに伴う採算悪化に対応できなかった。発刊物の刷新や縮小均衡など、早めの対応を進めることができれば、事業の継続など他の選択肢もあったはずだ。(東京商工リサーチ常務情報本部長 友田信男)

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。