
肌への刺激を極力抑えたグンゼのメディキュア【拡大】
グンゼは、病気やけがで治療中の患者向けに今年立ち上げた衣料品ブランド「メディキュア」の拡販を本格展開している。今月から第2弾の商品を発売したほか、専用サイトを立ち上げて情報発信力を強化した。今年度中にラインアップを充実させ、患者のセルフケアを通じたQOL(生活の質)向上の一助となる新ジャンル「メディカル衣料」として育てる方針だ。
患者の中には、肌着の縫い目の凹凸を刺激と感じたり、肌が以前より敏感になったりする人や、術後・治療後も傷の痛みに悩み続ける人もいる。メディキュアは同社のコールセンターに寄せられた既存の商品への感想や要望がきっかけとなり、患者や医師や看護師の意見を集めて今年2月、誕生した。
生地接着で縫い目をなくす「完全無縫製」技術や生地への特殊加工など、自社の独自技術を活用し、皮脂や薬剤が残留しにくく、物理的・化学的な刺激が少ない肌着(紳士・婦人各2種、2700円~)を発売。今月から第2弾商品として、そったり抜けたりして頭髪がない人向けの帽子「サポートキャップ」(2種5色、1620円~)を投入した。