
KDDIが企画した仮想現実(VR)を使った「課外授業」=8月31日、東京都渋谷区(KDDI提供)【拡大】
一方、ソフトバンクはARを使った観光サービスを展開している。神奈川県の箱根町観光協会と連携し、町にゆかりの人気アニメ「エヴァンゲリオン」を生かした取り組みを進めている。名所を巡るスタンプラリーのスポットでスマホの専用アプリを起動させると、画面上では現実の風景の中にエヴァンゲリオンのキャラクターが現れる。これまでにない楽しみ方で、外国人観光客にもアピールできるという。
三菱総合研究所は、VRやAR向け機器の市場規模が、2015年の計約2350億円から、10年後の25年には40倍近い8兆8000億円まで拡大すると予想する。関連するソフトやサービスは25年には最大で7兆円を超えると見積もる。
有望市場でのシェア獲得を目指し、ソニー・インタラクティブエンタテインメントは来月、ゴーグル型の「プレイステーション(PS)VR」を世に出す。マイクロソフトもVR端末の発売を計画しており、世界的な競争になるのは間違いない。VRやARは小売りや医療などでも活用が期待されている。
ゲームアナリストの平林久和氏は「普及が進めば将来的にはわれわれの生活を変える力を持っている」と強調している。