□ワールド・ワイズ・ジャパン代表、LOGOSプロジェクト主幹・濱口理佳
■正確な「産業理解」が業界を変える
遊技業界では着実に「さらなる大衆娯楽化」に向けた遊技機市場のシフトが進められている。一方で、著名人の遊技参加について、月に数回、たまたま長時間遊技したことが「ギャンブル依存症ではないか」などとメディアで取り上げられる現状。“依存症のひとり歩き”の影響は、産業のイメージ低下を招くにとどまらず、人々の参加意欲をも低下させる事態を招いている。
このようなマスコミの報道を見るたびに、気軽に遊びやすくなった“市場変化”を積極的に伝えていくとともに、既存のファンが行きやすく、新規ファンも参加しやすい環境整備の重要性を痛感する。また、射幸性の抑制策の一つとして「時間消費型レジャー」の側面が強調されがちだが、これが長時間遊技を前提とする弊害も指摘される。短時間で遊技に興じることができる環境整備も、依存症に対するミスリードを解消する一つの施策にカウントすべきだろう。
そもそも、ギャンブル依存症なのに、娯楽であるはずの“パチンコ・パチスロ依存(のめり込み)”が同列で問題視されていること自体がオカシイ。この“混同”が不適切であることを、政府・行政サイドはもちろん、社会に理解してもらうことが、正しい産業認知を促す一歩となる。正確な産業理解が促されれば、持続可能な成長を遂げる娯楽産業として、その基盤となるファン拡大にとどまらず、雇用に関しても「人材確保の難しさ」を解消することが期待される。