川内原発1号機、あすから定期検査 九電、新規制基準に基づく再稼働で初

 九州電力は4日、昨年8月に再稼働した川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)の定期検査を6日未明から始めると発表した。原子炉等規制法に基づくもので2カ月程度運転を止め、施設を点検する。新規制基準に合格し再稼働した原発が定期検査に入るのは初めて。

 川内原発では、鹿児島県の三反園訓知事の要請を受けて熊本地震の影響で設備に異常がないか検証する「特別点検」を既に実施しており、定期検査と並行して作業を本格化させる。

 九電によると、定期検査では原子炉容器や核燃料貯蔵施設の点検など124項目を実施。そのうち水素爆発を防止する「水素燃焼装置」の点検など16項目は、新規制基準に基づいて初めて実施する。九電と協力会社の社員計約2400人が作業に当たる。

 5日夕から出力を低下させ、6日午前1時に発電を停止して定期検査に入る。6日午前には核分裂反応がなくなり、原子炉が完全に止まる。

 また特別点検では、水中カメラを使って原子炉容器や使用済み核燃料の保管設備に異常がないかなども調べる。

 昨年10月に再稼働した2号機の定期検査は12月16日から始める予定だ。