九州電力は6日未明、川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)の定期検査に入った。原子炉等規制法に基づき、来年1月6日まで設備を点検する。新規制基準に合格し再稼働した原発が定期検査に入るのは初めて。原子炉も停止し、これで運転中の国内の原発は川内2号機、四国電力伊方原発3号機の計2基となった。
九電によると、5日夕から原子炉内に核分裂を抑える制御棒を入れて徐々に出力を低下させる作業を開始した。出力がゼロになったことを確認した上で、6日午前1時に発電設備と送電系統を切り離して定期検査に着手。6日早朝には核分裂反応がなくなり、原子炉が完全に止まった。
検査は原子炉容器や核燃料貯蔵施設の点検など124項目に上る。そのうち水素爆発を防止する装置の点検など16項目は、新規制基準に基づいて初めて実施する。
川内原発では、鹿児島県の三反園訓知事の要請を受けて熊本地震の影響で設備に異常がないか検証する「特別点検」を既に始めており、定期検査と並行し作業を進める。
2号機の定期検査は12月16日から始め、2月27日まで発電を停止する。