ユニー・ファミリーマートホールディングスは11日、傘下の呉服専門店さが美の売却に関し、投資ファンドのニューホライズンキャピタルから受けていた買収提案を拒否すると正式に表明した。「株式公開買い付け(TOB)が開始される見込みはない」と判断した。
当初の方針通り、別の投資ファンドのアスパラントグループが実施したTOBに、保有する全株式を応募した。
さが美を巡っては、ニューホライズンが9月27日にアスパラントの買付価格を大幅に上回る価格で購入する意向を表明し、争奪戦の様相となっていた。アスパラントのTOBが10月11日に終わるため、ユニー・ファミマの対応が焦点となっていた。