ゴーン戦略、まず「統治強化」 企業体質改革へ険しい道のり、日産が三菱自に出資完了  (2/2ページ)

2016.10.21 06:30

三菱自動車の会長に就任が決まったカルロス・ゴーン日産自動車社長=20日、東京都港区(福島範和撮影)
三菱自動車の会長に就任が決まったカルロス・ゴーン日産自動車社長=20日、東京都港区(福島範和撮影)【拡大】

  • 会見するカルロス・ゴーン日産自動車社長=20日午後、東京都港区(福島範和撮影)
  • 会見するカルロス・ゴーン日産自動車社長=20日午後、東京都港区(福島範和撮影)
  • 会見後に握手する、三菱自動車の会長に就任が決まった日産自動車のカルロス・ゴーン社長(左)と、社長に留任する三菱自動車の益子修氏=20日、東京都港区(福島範和撮影)

 三菱自についても20日、得意とするプラグインハイブリッド車(PHV)技術を、日産や提携先の仏ルノーと共用する方針を明らかにした。共同購買なども進めて17年度は売上高営業利益率を1%、18年度は2%向上すると試算した。

 ゴーン氏は「開発投資が減り、部品も共通化できる。(調達拡大で)部品メーカーに値下げも要請できる」と強調する。株式市場もゴーン氏の会長就任を評価し、東京市場の三菱自株の20日終値は前日比14円高の536円に上昇し、就任報道が出た19日から続伸した。

 ただ、ゴーン氏は日産やルノーは最高経営責任者(CEO)も務めるが、三菱自では会長職のみに就く。「ルノーや日産とは役割が違う。経営責任はCEO(益子社長)にある」と経営陣に一定の配慮を示す。

 日産も20日、共同CEOに西川広人副会長を昇格させる人事を決め、ゴーン氏の負担軽減を図った。巨大連合の手綱を巧みに操りつつ、不正を繰り返す三菱自の企業風土を変革することができるのか。ゴーン氏の新たな挑戦が始まる。(会田聡)

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