
任天堂の新型ゲーム機「NintendoSwitch(ニンテンドースイッチ)」。据え置き型(上)からパーツを取り外して携帯型(下)にできる(同社ホームページから、提供写真)【拡大】
21日の東京株式市場で任天堂の株価が急落し、前日終値比1765円(6・5%)安の2万5185円で取引を終えた。20日夜、来年3月に発売予定の新型ゲーム機「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」の紹介映像を公開。ゲーム機としての新しさが期待を下回り、利益確定売りと失望感で値を下げた。
取引開始直後から売られ、一時は前日から1925円(7・1%)下げ、午後にかけてもさえない動きが続いた。
証券アナリストは「携帯型に切り替えられるものの、据え置き型への強いこだわりが感じられ、目新しさがなかった」と評価。節約志向を背景に業界では無料で遊べるスマホゲームが中心となるのは明らかとし、「ファンがいるので最低限は売れるだろうが、今後の業績へのプラス効果は限定的だ」と見通した。