
日産自動車の傘下入り後も社長に留任することになり、記者会見する三菱自動車の益子修会長兼社長=20日午後、東京都港区【拡大】
石井啓一国土交通相は21日の閣議後の記者会見で、燃費不正問題のあった三菱自動車の社長に益子修会長兼社長の留任が決まったことに関し「不正について益子氏の責任は当然大きい。留任に当たっては、責任を十分踏まえ、再発防止策を徹底してもらいたい」と述べた。
三菱自動車の新会長には日産自動車のカルロス・ゴーン社長が就く。国交相は「三菱自動車の体質を変えて成長路線に乗せ再発防止策を進めるため、社内を熟知した益子氏が不可欠と日産が判断したと聞いている」と話した。今回の人事で事前の説明はなかったとした上で「再発防止策の徹底を厳しく確認していく」と強調した。
国交相は9月の会見で、日産が三菱自動車に資本参加する段階で益子氏が「辞任すると承知している」と発言していた。
一方、世耕弘成経済産業相は21日の閣議後会見で「ゴーン氏が会長に就いて改革を進めるということなので、しっかりと見守りたい」と述べた。
日産が三菱自動車に出資し、提携を進めていることに対しては「技術的に相互補完関係にあるような部分もたくさんあり、日本の自動車産業の発展に資する」との見方を示した。