電事連会長、大規模停電で陳謝 今後も電力安定供給に努力

記者会見する電気事業連合会の勝野哲会長=21日、東京都千代田区
記者会見する電気事業連合会の勝野哲会長=21日、東京都千代田区【拡大】

 電気事業連合会(電事連)の勝野哲会長(中部電力社長)は21日の定例会見で、東京都内で12日に発生した大規模停電について「社会のみなさまに大変なご不便とご迷惑をおかけし、心からおわび申し上げる」と陳謝した。電力各社は老朽化が疑われる送電ケーブルの点検を行っているといい、「今後も電力の安定供給に努める」と述べた。

 新潟県知事選で県内にある東京電力柏崎刈羽原子力発電所の再稼働に慎重な米山隆一氏が初当選したことに関し、「コメントする立場にない」としたが、「常に安全性を高める努力をみなさまに説明し、理解してもらうことで原発の信頼回復に努めたい」と強調した。

 電事連が東電福島第1原発事故に伴う賠償と除染にかかる事故処理費用が計画を計約8兆円超過すると試算したとしている報道については「東電すら(超過額を)つかみ切れていない。内部では検討しているが、まだメッセージを発信する段階ではない」と述べるにとどめ、詳細を明らかにしなかった。