サントリーの九州熊本工場、ビール生産を7カ月ぶり再開 地震で操業停止

2016.11.8 17:40

ビール生産を再開するため、仕込み釜にホップを投入するサントリービールの水谷徹社長=熊本県嘉島町のサントリー九州熊本工場(谷田智恒撮影)
ビール生産を再開するため、仕込み釜にホップを投入するサントリービールの水谷徹社長=熊本県嘉島町のサントリー九州熊本工場(谷田智恒撮影)【拡大】

  • 熊本地震で被災したサントリー九州熊本工場の内部=4月28日、熊本県嘉島町
  • 「仕込み再開式」でホップを煮沸釜に入れるサントリービールの水谷徹社長(右)=8日、熊本県嘉島町

 サントリーホールディングス(HD)は8日、4月の熊本地震で被災し操業を停止していたサントリー九州熊本工場(熊本県嘉島町)でのビール製造を約7カ月ぶりに再開した。12月中旬に飲食店向けのたる詰め生ビールから出荷を再開し、年明けから缶ビールなどの生産ラインも順次復活させる。

 サントリーHDなどによると、九州熊本工場は、サントリーのビール生産の約1割を担う。熊本地震では工場の天井や配管が破損したほかビールの発酵タンクが傾き、被害額は全体で100億円を超えたが、地下水の水質に変化はなく、生産再開にこぎつけた。

 この日は主力ビールの「ザ・プレミアム・モルツ」の生産ラインの復旧を祝う「仕込み再開式」を催し、サントリービールの水谷徹社長らが笑顔で原料のホップを煮沸釜に投入した。

 水谷社長は記者会見で「熊本の水を使ったビールを熊本の皆さんに届け、元気になってもらいたい」と述べた。

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